クレバリー各店では、Windows Vistaの「ダウングレード」をアピールするPOPを掲示してます。
「アップグレード」はよく知られた単語ですが、「ダウングレード」ってなんでしょう?
実はDSP版(OEM版)Windows Vista Business/Ultimateのライセンス条項には「Windows
Vistaを使う代わりに、Windows XP Professional/Professional x64
Edition/Tablet PC Editionを
利用することができる」という内容があり、これが「ダウングレード権」というわけ。
具体的にどうするかというと、「購入したDSP版Windows Vista
Business/Ultimateの代わりにWindows XP Professional(など)をインストールする」だけ。
インストールに使うWindows XPのCDとプロダクトキーは、自分が持っている別PC用のものを流用し、
ライセンス認証が必要になったら専用電話窓口でダウングレードした旨を伝えて対応してもらう、
という仕組みです。
そしてダウングレード後、Vistaが使いたくなったらXPを削除してVistaに「アップグレード」することも可能。
なお、このあたりは少々複雑なので、詳細に関しては、マイクロソフトのこのページ参照のこと。
この種のダウングレード権って、これまでもマイクロソフトは提供していたんだけど、
今回はソフト/ハードの互換性が特に注目されているだけに「じゃあ……」ということでこのアピールになった様子。
というわけで、「当面Windows XPを使いたい」という人でも「DSP版のProfessionalを買うつもり」
「Windows XP ProfessionalのCD/ライセンスキーを持っている」
「将来はWindows Vista Business/Ultimateを使いたい」「電話認証は苦にならない」という条件を満たすなら、
Windows Vista Business/Ultimateを買っちゃった方がお得かと。
□Windows Vista のダウングレード権について(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/buyorupgrade/downgrade/default.mspx
こんな権利があるなんて知らなかった。まあ、マイクロソフトとしては新製品を売りたいわけで、
わざわざこんな権利アピールしたくはないと思うが。問題は「自分が持っている別PC用のものを流用」だろう。
あまり詳しくない人がXPのインストールCD持ってるわけないし。