「ネットがないと生活できない」30代で約3割 – 電通総研レポート
電通総研は、「インターネットと未来に関する調査」の結果を発表した。
それによると、生活におけるインターネットの重要度では6割が「ないと不便」、10~30代では
3割が「ないと生活できない」と回答。また、ネット社会の近未来像については「格差の拡大」
「セキュリティコストの増大」などの懸念が挙げられた。
調査は全国の18~69歳までの男女1,030名を対象に、インターネットで行われた。
自分が使っているデバイスに対する満足度では、パソコン、携帯電話ともに6~7割が
「大変便利で満足している」「今のままでもまあ使える」と回答している。携帯電話について不満に
感じることについては、「通信料金が高い」(10.4%)に続いて、「機能が多すぎて使えない」(10.2%)が
挙げられ、便利さを求める多機能化が逆に不満を招いているようだ。
生活におけるインターネットの重要度については、「ないと生活できない」が30代女性の35.3%を
筆頭に10~30代で高く、「なくても構わない(全体で0.9%)」が30代では0%となった。
「不便は感じるが、なくてもナントカなる」は60代女性が最も高く25.0%だった。一方で今後の
情報技術の発展について、インターネットに「大いに期待する」が10・20代男性で67.1%なのに対し、
30代女性は51.3%と意外に現実的な様子もうかがえる。
昔は、ネットも携帯もパソコンもなくても生活できたし、仕事も出来たんだけど、いったん便利な生活に慣れるともう戻れないかもね。